診療科案内

外科

 

癌の「根治」へ

早期胃癌・大腸癌に対しては、積極的に低侵襲手術を目指しております。腹腔鏡下胃切除、腹腔鏡補助下大腸切除は平成17年度より取り組んでおり、現在双方合わせて300例を超え、県下でも有数の症例を経験しております。近年食道癌において、最も侵襲がかかる胸部操作を鏡視下で行っており、従来の食道癌手術と比較して、格段の侵襲軽減が得られております。進行癌に対しては積極的に拡大手術も行っており、癌の「根治」に対して、貪欲に取り組んでおります。

食道癌アプローチ

進行胃癌について

進行胃癌においては当院独自の「EIPL療法(腹腔内頻回洗浄療法)+リンパ節郭清術」により、極めて良好な成績を得ております。進行大腸癌に対しては、術前及び術後化学療法(FOLFOX,FORFIRI療法)を取り入れて、症例によっては転移病巣の切除を行っております。

EIPL療法

膵頭部領域の悪性腫瘍について

膵頭部癌、下部胆管癌、十二指腸乳頭部癌、十二指腸癌などの膵頭部領域の悪性腫瘍に対しては、症例によって門派合併切除を併施するなど、完全切除を目指した膵頭十二指腸切除術も行っています。安全かつ根治性の高い手術を目指しており、症例数も近年増加しております。

切らない痔核手術

痔核に対しては、術後疼痛がほとんどない「ジオン注入療法(硬化療法)」を取り入れ、“切らない痔核手術”も行っております。脱出を伴う内痔核(排便時に出てくる、あるいは普段から出たままになっているようないぼ痔)に対してジオン注を投与し、 痔を硬くして粘膜に癒着・固定させる治療法です。また、傷口から出血する・傷口が痛むというようなことはなく、入院期間も短期間で済みます。

※ご希望の方は外科外来を受診してください。

今回新築された熊本総合病院には約50㎡のゆったりとした手術室が6部屋あり、私ども外科をはじめ、外科系の手術が毎日行われています。各部屋には様々な新しいシステムが導入されており、より質の高い手術に対応できるような環境が整っております。随所に細かい配慮がなされていますが、その一つに画像システムがあります。高画質・高スペックの撮影カメラにより術野が複数のモニターに映し出され、術者、助手はもちろん、スタッフ全員で手術の流れ進行状況をリアルタイムで把握確認できるようになっています。また、術前CT、MRIや各種造影レントゲンなどの検査画像を同時に呼び出すこともでき、細部を確認しながら、きめ細かい手術が可能です。同時に画像はサーバーに記録され、術後に動画編集なども容易にでき、手術手技に関するカンファレンス等も記録ビデオを見ながら行うことができます。
このように、施設・設備の面でも、申し分ない環境が整っていると思っております。このような充実した手術環境を最大限に生かして、手術のクオリティーを向上させ、患者様に、いわゆる“いい手術”を提供できるよう日々努力しているところです。また当院はがんセンターも院内機構として稼働しており、外科、放射線科、消化器内科、呼吸器内科、血液内科、泌尿器科、婦人科など、各科連携して化学療法・放射線療法を行っており、八代地域のがん拠点病院として機能できるよう日々勤めております。“八代地域住民の外科疾患は、熊本総合病院で治す!”というモットーは現在も変わらす、高いレベルの医療を患者さまに提供できるよう日々精進しております。何かありましたらいつでもお気軽ご相談ください。

担当医紹介
島田信也

院長

島田 信也 Shinya Shimada

専門分野/消化器外科・腫瘍外科・一般外科

所属学会

・熊本大学医学部 臨床教授 ・日本消化器癌発生学会(評議員)
・アメリカ癌学会(Active member) ・日本医師会認定産業医
・アメリカ外科学会(Fellow) ・腹膜播種治療支援機構(幹事)
・日本外科学会(指導医・専門医・認定医) ・日本癌学会
・日本消化器外科学会(指導医・専門医・認定医) ・日本癌治療学会
・日本消化器病学会(指導医 専門医 認定医 九州支部評議員) ・日本食道学会
・厚生労働省認定外国人医師(指導医) ・日本大腸肛門病学会
・日本消化器内視鏡学会(指導医・専門医) ・日本外科系連合学会
・日本消化器外科学会・消化器がん外科治療(認定医) ・日本臨床外科学会
・日本がん治療認定医機構(認定医・教育医) ・日本内視鏡外科学会
・日本胃癌学会(評議員)
倉本  正文

副院長

堀野 敬 Kei Horino

専門分野/一般外科・消化器外科・肝胆膵外科

所属学会

・日本外科学会(認定医・専門医・指導医) ・日本消化器病学会(専門医)
・日本消化器外科学会(認定医・専門医・指導医) ・日本肝胆膵外科学会(評議員)
・日本がん治療認定医機構暫定教育医・認定医 ・九州外科学会(評議員)
・日本がん治療認定医機構(認定医) ・日本膵臓学会
・日本胆道学会 ・日本肝癌研究会
・熊本外科集談会(評議員) ・日本肝臓学会(専門医)
・JATECコース修了 ・米国外科学会Fellow(FACS)
・日本臨床外科学会 ・消化器がん外科治療認定医
・緩和ケア研修会修了 ・日本癌治療学会
・日本救急医学会 ・日本胃癌学会
・日本消化器癌発生学会 ・熊本大学医学部臨床教授
池嶋  聡

部長

池嶋 聡 Satoshi Ikeshima

専門分野/一般外科・消化器外科

所属学会

・日本外科学会(指導医・専門医) ・日本内視鏡外科学会
・日本消化器外科学会(指導医・専門医) ・日本癌治療学会
・日本がん治療認定医機構(認定医) ・日本消化器病学会
・日本消化器外科学会・消化器がん外科治療(認定医) ・日本消化器内視鏡学会
・緩和ケア研修会修了 ・日本臨床外科学会
・マンモグラフィー読影認定医 ・日本胃癌学会
・日本肝胆膵外科学会 ・日本大腸肛門病学会
山本 謙一郎

副部長

山本 謙一郎 Kenichirou Yamamoto

専門分野/一般外科・消化器外科

所属学会

・日本外科学会(専門医) ・マンモグラフィー読影認定医
・日本消化器外科学会(専門医) ・日本内視鏡外科学会
・日本消化器病学会(専門医) ・日本胃癌学会
・日本消化器内視鏡学会(専門医) ・日本大腸肛門病学会
・日本がん治療認定医機構(認定医) ・日本緩和医療学会
・日本消化器外科学会・消化器がん外科治療(認定医) ・日本乳癌学会
・緩和ケア指導者研修会修了
・緩和ケア研修会修了

医長

森田 圭介 Keisuke Morita

専門分野/一般外科・消化器外科

所属学会

・日本外科学会(指導医・専門医) ・日本消化器病学会
・日本消化器外科学会(指導医・専門医) ・日本大腸肛門病学会
・日本内視鏡外科学会(技術認定医) ・日本胃癌学会
・日本消化器外科学会・消化器がん外科治療(認定医)
・日本癌治療学会

医員

森永 剛司 Takeshi Morinaga

専門分野/消化器外科一般

所属学会

・日本外科学会 ・日本消化器外科学会
・日本消化器病学会 ・日本胃癌学科
・日本癌治療学会

手術実績
年度別外科手術症例数グラフ

学術実績
当科における学術業績(過去5年間)です。
論 文

1. Kuramoto M, Shimada S, Ikeshima S, Yamamoto K, Masuda T, Miyata T, Yoshimatsu S, Urata M, Baba H.
Fetal-type Glycogen Phosphorylase (FGP) Expression in Intestinal Metaplasia as a High Risk Factor of the Development of Gastric Carcinoma
Gastric Carcinoma, InTec, ISBN 980-953-307-697-8, Vienna, Austria, 2012

2. Ikeshima S, Kuramoto M, Shimada S, Yamamoto K, Masuda T, Miyata T, Yoshimatsu S, Urata M, Baba H.
Standard Prophylactic Strategy against Peritoneal Dissemination Metastasis in Gastric Cancer.
Journal of Cancer Therapy, 4: 99-103, 2013

3. Masuda T, Shirabe K, Yoshiya S, Matono R, Morita K, Hashimoto N, Ikegami T, Yoshizumi T, Baba H, Maehara Y.
Nutrition Support and Infections Associated With Hepatic Resection and Liver Transplantation in Patients With Chronic Liver Disease.
JPEN J Parenter Enteral Nutr. Aug 16. 2012

4. Masuda T, Beppu T, Nakagawa S, Okabe H, Chikamoto A, Miyata T, Mima K, Otao R, Hayashi H, Doi K, Ishiko T, Takamori H, Baba H.
Assessment of safety in hepatic resection for hepatocellular carcinoma focusing on indirect hyperbilirubinemia.
J Hepatobiliary Pancreat Sci. Aug 15, 2012

5. Masuda T, Beppu T, Mizumoto T, Ishiko T, Chikamoto A, Hayashi H, Okabe H, Otao R, Horlad H, Takamori H, Baba H.
Hybrid Ablation using Percutaneous and Endoscopic Approach for Multinodular Hepatocellular Carcinomas.
Hepato-Gastroenterology, 59(115):836-9, 2012

6. Kuramoto M, Shimada S, Ikeshima S, Matsuo A, Kuhara H, Eto K, Baba H.
A Proposal of a Practical and Optimal Prophylactic Strategy for Peritoneal Recurrence.
Jounal of Oncology, ID 340380, 2012

7. Kuramoto M, Shimada S, Ikeshima S, Matsuo A, Yagi Y, Matsuda M, Yonemura Y, Baba H.
Extensive intraoperative peritoneal lavage as a standard prophylactic strategy for peritoneal recurrence in patients with gastric carcinoma.
Ann Surg, 250: 242-246, 2009

8. Shimada S, Kuramoto M, Ikeshima S, Matsuo A, Ikuta Y, Kuhara H, Baba H.
Establishment of the Standard Prophylactic Strategy for Peritoneal Recurrence and Proposal of the Optimal Therapeutic Protocol for Gastric Cancer.
Gastric Carcinoma-Molecular Aspects and Current Advances, InTech, Lofty M(Ed.), pp. 313-328, ISBN 978-953-307-412-2, Vienna, Austria, 2011.

9. Shimada S, Kuramoto M, Marutsuka T, Yagi Y, Baba H
Adopting Extensive Intra-operative Peritoneal Lavage (EIPL) as the Standard Prophylactic Strategy for Peritoneal Recurrence.
Review on Recent Clinical Trials, 6, 266-270, 2011

10. Ikeshima S, Kuramoto M, Tashima T, Iwatsuki M, Shimada S
Strangulation of the Small Intestine Secondary to Meckel’s Diverticulitis
J Jpn Coll Surg, 32: 761-764, 2007

11. 池嶋聡, 倉本正文, 生田義明, 松尾彰宣, 田嶋哲二, 馬場秀夫, 島田信也
横行結腸間膜裂孔ヘルニアの1例.
日消外会誌, 第41巻: 570-574, 2008.

12. 松尾彰宣, 倉本正文, 池嶋聡, 田嶋哲二, 馬場秀夫, 島田信也
TS-1投与後長期無再発生存中のAFP産生胃癌腹膜播種の1例.
日消外会誌, 第41巻: 1791-1796, 2008.

13. 池嶋聡, 倉本正文, 松尾彰宣, 田嶋哲二, 馬場秀夫, 島田信也
術前診断しえた絞扼性右傍十二指腸ヘルニアの1例.
日臨外会誌 第69巻: 932-935, 2008.

14. 松尾彰宣, 倉本正文, 池嶋聡, 久原浩史, 蔵元一崇, 馬場秀夫, 島田信也.
UFT内服により完全に消失した両葉多発性肝細胞癌の1例.
日臨外会誌, 第69巻: 2960-2964, 2008. 

15. 池嶋聡, 倉本正文, 松尾彰宣, 田嶋哲二, 馬場秀夫, 島田信也.
本邦最小の十二指腸乳頭部小細胞癌の1切除例.
日臨外会誌 第69巻: 562-566, 2008.

16. 松尾彰宣, 倉本正文, 池嶋聡, 田嶋哲二, 馬場秀夫, 島田信也.
脾に限局したサルコイドーシスの1例.
日本外科系連合学会誌 第33巻: 795-798, 2008.

17. 久原浩史,倉本正文,池嶋 聡,蔵元一崇,馬場秀夫,島田信也.
消化管出血を伴ったMeckel憩室GISTの1例.
日消外会誌, 第41巻: 570-574, 2011.

18. 蔵元一崇、倉本正文、松尾彰宣、久原浩史、池嶋聡、馬場秀夫、島田信也.
  総腸間膜症患者に合併した急性虫垂炎の1例.
日臨外会誌 2717-2720, 2009

学会発表(全国学会のみ)

1. Kuramoto M, Shimada S, Ikeshima S, Matsuo A, Kuhara H, Ikuta Y and Baba H
Extensive Intraoperative Peritoneal Lavage Followed by Intraperitoneal Chemotherapy is a Quite Useful Method for the Suppression of Peritoneal Recurrence
9th International Gastric Cancer Congress April 20~23, 2011 Seoul, Korea

2. Kuramoto M, Shimada S, Ikeshima S, Matsuo A, Kuhara H, Ikuta Y and Baba H
Prophylactic strategy for peritoneal recurrence from the point of the view of gastric cancer
国際シンポジウム「International consensus of the treatment strategy for peritoneal malignancy」 第111回日本外科学会定期学術集会 2011年5月

3. 池嶋聡,倉本正文,生田義明,久原浩史,生田義明,馬場秀夫,島田信也.
膵空腸吻合部へのPolyethylene Glycolic Acid felt (PGA felt) 使用成績.
第66回日本消化器外科学会総会 2011年7月

4. 池嶋聡,倉本正文,松尾彰宣,久原浩史,生田義明,馬場秀夫,島田信也.
早期胃癌に対する低侵襲治療の体系化.
第79回日本消化器内視鏡学会総会 2010年5月

5. 池嶋聡,倉本正文,松尾彰宣,久原浩史,生田義明,馬場秀夫,島田信也.
EIPL-IPC療法を用いたCY1胃癌の腹膜再発予防戦略.
ワークショップ. 第82回日本胃癌学会総会 2010年3月

6. 倉本正文,池嶋聡,久原浩史,生田義明,広田昌彦,馬場秀夫,島田信也.
CY1高度進行胃癌に対する積極的外科切除とEIPL-IPC併用療法の有用性
第65回日本消化器外科学会総会 2010年7月

7. 久原浩史、倉本正文、松尾彰宣、池嶋聡、生田義明、馬場秀夫、島田信也.
一般急性期病院におけるSM1胃癌に対する治療方針の検討.
パネルディスカッション「SM1胃癌の診断と治療」 第77回日本消化器内視鏡学会総会 2009年5月

8. 倉本正文、松尾彰宣、池嶋聡、久原浩史、生田義明、馬場秀夫、島田信也.
一般病院におけるLDG標準化のポイントへ.
ビデオシンポジウム「内視鏡外科手術の標準化を目指して」第64回日本消化器外科学会総会2009年7月

9. 久原浩史、倉本正文、松尾彰宣、池嶋聡、生田義明、馬場秀夫、島田信也.
Meckel憩室に発生し消化管出血を伴ったGISTの1例. 第64回日本消化器外科学会総会 2009年7月

10. 蔵元一崇、倉本正文、松尾彰宣、池嶋聡、久原浩史、島田信也.
内臓逆位患者に合併した十二指腸乳頭部癌に膵頭十二指腸切除術を施行した1例.
第64回日本消化器外科学会総会 2009年7月

11. 池嶋聡、倉本正文、松尾彰宣、久原浩史、生田義明、馬場秀夫、島田信也.

12. 食道浸潤胃癌に対する横隔膜縦切開アプローチ及びEEA TILT TOP PLUS DEVICESを用いたRoux-en-Y再建法の有用性の検討. 第71回日本臨床外科学会総会 2009年11月

13. 倉本正文、松尾彰宣、池嶋聡、久原浩史、生田義明、広田昌彦、馬場秀夫、島田信也.

14. 膵癌根治術後の予後向上のための手術補助療法
ワークショップ5 「膵癌に対する治療戦略」 第94回消化器病・88回消化器内視鏡学会九州支部例会 2009年12月

15. 倉本正文、松尾彰宣、池嶋聡、久原浩史、蔵元一崇、馬場秀夫、島田信也.
早期胃癌の治療法の体系化とその根拠. 第63回日本消化器外科学会 2008年7月

16. 倉本正文、松尾彰宣、池嶋聡、久原浩史、蔵元一崇、馬場秀夫、島田信也.
一般病院における腹腔鏡下胃切除術標準化への条件と問題点. 第70回日本臨床外科学会 2008年11月

17. 松尾彰宣、倉本正文、池嶋聡、久原浩史、蔵元一崇、馬場秀夫、島田信也.
脾に限局したサルコイドーシスの1例. 第33回日本外科系連合学会 2008年6月

18. 松尾彰宣、倉本正文、池嶋聡、山本謙一郎、田嶋哲二、八木泰志、馬場秀夫、島田信也.
スキルス胃癌の腹膜再発に対する予防的治療戦略. 第108回日本外科学会 2008年4月